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ポケモンイラストレーター

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カテゴリ

card > TCG > ポケカ

Level

取引価格目安

700,000,000円

所有者

ローガン・ポール

アイテム説明

【概要】

ポケモンイラストレーターは、1997年に雑誌「コロコロコミック」誌上で実施された「ポケモンカードゲームイラストコンテスト」の最優秀賞・優秀賞受賞者にのみ配布された特別なプロモカードである。合計3回におよぶコンテストを通じて世界でわずか39枚しか存在しないとされ、極めて入手難度が高い。イラストにはピカチュウが大きく描かれ、ほかにもスケッチ用ペンやイーゼルを思わせる要素が盛り込まれている点が特徴と言われている。

このカードは通称“世界で最も高額なポケモンカード”として知られており、その希少性と高い人気からオークションなどで途方もない価格がつくことがある。プロ格闘家兼人気YouTuberとして知られるローガン・ポール氏が、個人売買で約7億円規模の取引を行い、ギネス世界記録にも登録されたケースは大きな話題を呼んだ。また、日本国内でも「晴れる屋2」が高額で販売を行ったことが取り沙汰されるなど、世界的な注目カードとして君臨している。

【歴史的背景】

ポケモンカードゲームが初めて世に出たのは1996年。アニメやゲームなど、ポケモンというコンテンツ自体の爆発的な人気とともにポケモンカードも拡大し、独自のコレクター市場が形成された。そんな黎明期の1997年に、イラスト募集企画の賞品として誕生したのが「ポケモンイラストレーター」である。当時はカードの保存方法や認知度も十分ではなかったため、美品がほとんど残らないだろうと考えられている。

さらに配布枚数が極端に少なく、一般パックから排出される通常のカードとは違い再録の見込みもない。そのため長い年月が経過して状態の良い個体数が減り、一層の希少価値を帯びる結果となった。歴史的にも初期のポケモンカード史を象徴するカードであり、いまや世界的に見てもポケモンカード最高峰のレアリティを誇る逸品と言える。

【高額となった理由】

  1. 配布方法の限定性:公募型のイラストコンテストで上位入賞を勝ち取った者だけが手にできるという特異な配布形態が、極端な希少性を生んでいる。
  2. 発行枚数の少なさ:流通が確認されているのは合計39枚とされ、多くの人気カードと比べても桁違いに少ない。
  3. 保存状態と年数:1990年代に配布されたカードゆえ、未だに美品を保っている個体が極めて少ない。綺麗な状態であればさらに価値が上がる。
  4. ピカチュウの人気:ポケモンを象徴するキャラクターであるピカチュウが大きく描かれた点も大きな魅力。世界中からファンが集まる要因にもなった。

総評

ポケモンイラストレーターは、ポケモンカードの黎明期に配布され、かつ世界的な知名度を持つピカチュウが描かれていることから、希少性と人気の両面で頂点に立つ存在となっている。大会賞品ということで数が非常に少なく、保存状態の良い美品を入手するのは至難の業である。今なお海外オークションや著名コレクターの購入事例などで話題が尽きず、世界中のカードファンや投資家が注目する史上最高峰クラスのレアカードと言えよう。