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光の創造神 ホルアクティ

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カテゴリ

card > TCG > 遊戯王

Level

取引価格目安

600,000円

所有者

不明

アイテム説明

「光の創造神 ホルアクティ」は、遊戯王OCGにおいて世界でわずか10000枚のみ配布されたとされる伝説的なカードである。元々は原作の最終章「ファラオの記憶編」に登場し、三幻神(オシリスの天空竜・オベリスクの巨神兵・ラーの翼神竜)が束ねられることで呼び出される“究極の存在”として描かれた。

実際のカードとしては、2011年末から2012年始めにかけて行われた懸賞企画で配布されたのみであり、再録も一切されていないため極めて希少である。いわゆる「三幻神」をそれぞれ1体ずつリリースしてしか特殊召喚できず、かつ特殊召喚が成立した瞬間にデュエルそのものに勝利するという破格の効果を持つ。攻撃力や守備力は「?」と記載されているが、実際には召喚に成功した瞬間に勝利が確定するため、戦闘力そのものは意味を持たない。

このカードにはいくつか特徴的な点がある。まず「創造神族」という、本作において唯一無二の種族に分類されている。また、神属性を持つため一般的なカードサポートをほとんど受けられないことも特徴である。そもそも三幻神の1体である「ラーの翼神竜」はOCGにおいて特殊召喚制限が厳しいモンスターとして知られ、球体形や特殊なサポートカードを駆使しない限り特殊召喚はできない。そのためホルアクティを正式な手順で場に揃えるには、かなりの準備と運用を要する。

なお、配布当時の初期相場は数万円程度だったといわれるが、その後世界中のコレクターの注目を集め、流通数の少なさも相まって価格は急激に高騰した。美品や未開封のものなら数十万円から数百万円、状態や付属品(当選通知など)の有無によってはさらに上乗せされるケースもある。三幻神にまつわるストーリーの大団円を象徴するカードということもあり、ファン・コレクターいずれからも非常に高い人気を誇る。

公式レギュレーションでも一応使用可能だが、そもそもフィールドに3体の神を並べる難度が高いため、実際の大会では純粋に“ロマン”枠として扱われることが多い。とはいえ、その圧倒的希少性や唯一無二の神話的存在感から、数ある遊戯王カードの中でも別格の地位を確立しているといえよう。

総評

三幻神を束ねて召喚するというロマンと、「特殊召喚した瞬間、デュエルに勝利する」という破格の効果から、まさに“最強”の名を体現するカードである。コレクターズアイテムとしても価値が高く、世界に数少ない現物を手に入れること自体が大きなステータスとなる。歴史的経緯・希少性・伝承やストーリーの魅力を含め、遊戯王という枠組みを超えて評価されるほどの“究極の一枚”である。