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万物創世龍

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カテゴリ

card > TCG > 遊戯王

Level

取引価格目安

300,000円

所有者

不明

アイテム説明

万物創世龍(テンサウザンド・ドラゴン)

遊戯王OCG1万枚目のカードとして登場した超希少なドラゴン族モンスターである。2019年10月12日発売のパック「IGNITION ASSAULT(イグニッション・アサルト)」に特別なレアリティ「10000シークレットレア」として封入され、その封入率は極めて低いと言われている。カード名や効果テキストに“10000”のモチーフが盛り込まれており、単独で攻撃力・守備力とも10000を持つ可能性を秘めた特異な存在として知られている。

その希少性は、遊戯王OCGが長い歴史の中で積み重ねてきた10,000種目の記念カードである点に加え、封入率の低さ・特別なレアリティの設定などによって群を抜いている。実際にパックから当てるのは至難の業で、発売当初から高額取引が相次ぎ、今なお流通数が非常に限られている。さらに“PSA”などのグレーディング鑑定で高評価を得た個体は国際的なコレクター市場でも注目を集め、数十万円から百万円超えの値がつくこともある。

ゲーム上の効果としては、フィールド上のモンスターの合計攻撃力と合計守備力があわせて10,000以上となるようリリースする事でのみ特殊召喚でき、召喚に成功すると攻守10,000を実現する。その爆発的な攻撃力はまさに“万物”を象徴しており、一撃でデュエルを終わらせ得るほどの強大さを誇る。ただし召喚条件は非常に厳しく、耐性も付与されないため実戦での運用は容易ではない。一方で、その強烈なインパクトと蘊蓄に満ちた背景から、コレクターズアイテムとしての需要が圧倒的に高い。

本カードが生まれた背景には、作品開始から20年以上をかけて積み上げられた遊戯王OCGの壮大な歴史がある。アニメや漫画と連動しながら世界規模に成長したカードゲームの中で、ついに10,000種を突破したという節目にふさわしいシンボリックな一枚として仕様が決定された。実際にカードのイラストには“万年筆”を思わせる装飾や、OCGの裏面ロゴを連想させる渦巻きなどがあしらわれ、遊戯王OCGが紡いできた物語を象徴しているとされる。

総評

万物創世龍は、遊戯王OCGの長年の歴史を記念し、圧倒的な攻守を体現する極めて希少なカードである。実用性はもちろん、コレクターズアイテムとしての価値が非常に高く、封入数の少なさや特別なレアリティ設定などから価格は年々上昇傾向にある。一方、その召喚条件と効果のロマンを求め、実際の対戦で使用する夢を追うプレイヤーも後を絶たない。結果としてこのカードは、記念碑的存在でありながら、決闘者の憧れとコレクターの狙いが交差する唯一無二のポジションを確立しているといえる。